ひなビタ絵、続きです。
3人目は咲子ちゃんに決まったところで、まずはシチュエーションやら衣装やらを考えたいと思います。
あと今回は全員、クルマかバイクに合わせるのでそちらも考えなければなりません。
ツイッターで意見を募ったところ、フォロワーのラティさんからこのような情報が送られてきました。
以前、運営の方からこのようなアンケートがあったらしいのです。
ちくわ姫とは、ビーマニシリーズ(ポップンとか指とか)と連動したキャラ人気投票のようなもので、ゲームを通じて票が入ります。
そして、1位になったキャラクターが「ちくわ姫」となり、ちくわ姫の動画やイラストが新規に起こされる、といった流れだと思います・・・たぶん(間違っていたらごめんなさい)。
で、まあ、この時実際にちくわ姫に選ばれたのはりんりん先生だったので、咲子に対しての上のアンケートは、反映されなかったわけですね。
要するに没案です。
ならば!
公式ではないですが、みんなの見たかった「白ワンピ+麦藁帽」のさききを描こうではないですか!
と言うことになったのでございます。
クルマの方はなんとなく似合いそう、とミラジーノをチョイス。
これは実際に下絵を描いていて確信に変わりました。
シャノワールの営業車として駐車場に停まっていても、違和感ないでしょう。
ポーズは、ストレートにこちらを見ている方が咲子らしいかな?と2枚目のそれに決定です。
衣装のワンピは、個人的にはホルターネックが断然好きなのですが、せっかくのさききなので谷間の見えるタイプを選んでみました。
そのまま彩色に突入します。
あれ?
ひなビタ絵はペン入れから入るのでは・・・?
もう嫌になっちゃった?
いえいえ、確かに一般的なペン入れから入る手法は最初から嫌いですが(笑)、ペン入れしないわけじゃありません。
今回はこれまでのどのやり方とも違う手法を試してみます。
まずは自分が一番やりやすい方法、いわゆる「厚塗り」でどんどん進めていきます。
主線の上から塗りつぶしていくこの手法は、ペン入れと言う大変な作業をしなくて良い代わりに、塗り自体がデッサンも兼ねているので、頭をフル回転させながら作業しなくてはなりません。
常に面と光を意識しながら、描き込んでいきます。
基本的には大雑把に影を付け、そこから更に細かく描き込む、という手順の繰り返しとなります。
アナログの油絵と同じですね。
最終的に主線を描いたりしますが、絶対必要と言うわけではないし、きっちり描く必要もありません。
髪だけは、別レイヤーにした方が断然作業効率が上がるので、そのようにしています。
今回のように麦藁帽が重なる場合は、特にその恩恵が大きいと思います。
さて、ここからが今回の目玉です。
まず塗り上がったレイヤーを複製し、スクリーンで乗せ、透明度を30%くらいまで落とします。
すると、水彩のような雰囲気の色合いになるので、この上に新たにレイヤーを作りGペンでペン入れしていきます。
なんと、最後にペン入れするという暴挙です(笑)!
塗りの時点でほぼ形作られていますので、ペン入れと言ってもなぞるだけの作業となり、かなり楽です。
ペン入れ後は主線を茶色に変更、ドロップシャドウとハイライトを追加して仕上げてみました。
どやあ。
( ゚∀゚)o彡゜おっぱい!
一方、ミラジーノの方は最初から最後までいつもどおり。
特にペン入れの必要もなさそうだったので、そのまま仕上げます。
最後に、フロントガラスに映る咲子の背中を描き込んでみました。
完成!
とってもとっても不安でしたが、とってもとっても違和感なく仕上がったと思います。
これからのひなビタ絵は、この手法でいきましょう。
つづく。