この日、愛弟子1号=あっきーがカブに乗って我が家にやって来ました。
実はあっきー、少し前から我が家近くに越してきまして、お互いの行き来がとても楽になりました。
カブに乗ってやって来たのも、その辺りが随分気軽に出来るようになったことが多分にあります。
で、カブで来たのにはもちろん訳があります。
現在あっきーのカブは白煙を吹いたり、突然ストールしたりと、まともに走れない状態でした。
そこで一番怪しいピストンを交換しよう、というのが今回の目的です。
あっきーが持ってきたのは、まず、もっち〜さんから頂いたというピストンとシリンダー。
ガスケット各種。
こちらももっち〜さんから頂いたリトルカブのマフラー。
これはぼくが譲ってほしいと頼んだレッグシールド。
さて。
カブのエンジンをバラすのはぼくも初めてですが、大丈夫でしょうか・・・?
うーん、不安だなあ。
作業開始!
ひととおり外装を外して、ペダル類、マフラーも外します。
この辺はあっきーでも余裕。
事前にあっきーに入手するよう頼んでおいたサービスマニュアルと、ネットに転がっている情報を交互に照らし合わせながら、作業を進めます。
まずはカムチェーンから。
このボルトを緩めていくと、カムチェーンカバーが外れます。
・・・のはずですが、固着がひどく、ガスケットを破りながらの進行。
取り外したカムチェーンのカバー。
うわー、なんじゃこりゃー!
内部ももちろん似たような有様だったので、綺麗に掃除してから作業に取り掛かりました。
フライホイールの方は開けていなかったので、カムチェーンスプロケットを外そうとすると、どうしてもカムチェーンが回ってしまいます。
なんとか二人がかりでやっつけました。
カムチェーンは落ちて行かないように、針金で吊るしておきます。
続いてヘッドカバーの取り外し。
ぼくが作業をしている間に、あっきーにはガスケット剥がしをやってもらいました。
実はかなり大変で重要な作業なので、これは地味に助かります。
カム付近もかなりひどい汚れでした。
こりゃあ調子悪くなるわなあ。
(写真はある程度掃除した後のものです)
外したパーツは全てあっきーに手渡して、掃除してもらいます。
シリンダーヘッド取り外し。
このボルトと・・・
キャブのインマニを留めているボルトを外して・・・
あれ?
外れない。
どの資料を見ても「プラハンマー等で軽く叩けば外れます」とありますが、びくともしません。
結局、ここもガスケットをこじりながら外しました。
とにかく固着がひどい・・・!!
取り出したシリンダーヘッド。
もはやガスケット剥がし職人と化したあっきー(笑)。
エンジンのパーツはどれがどこだか分からなくなると大変なので、養生テープにくるみ、メモして保管しています。
つづく。