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めざせ遥かな地平II:その19 大分編1【豆田】

続き。

朝のルートイン日田駅前店。
昨日のこともあったので、簡単にエスパーダをチェックしてから出発。
それとこの日、4月に突入しました。
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ここに宿を取ったのは、次の目的地にごく近いから。
最初の予定では温泉に困らない別府周辺を考えていたのですが、色々あったし結果的にここで良かったと思います。

来たかったのはここ、「豆田の町並み」!
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カブが似合いますなあ・・・って、これカブじゃなくてメイトだけどね(笑)。
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今回も例に漏れず、重要伝統的建造物群保存地区。
商業都市として栄えた過去があり、江戸時代の建物が数多く残っています。

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先日(3月31日)までひなまつりが開催されていたらしく、その名残が見られます。
今日、撤去するつもりなんでしょうかね?
まあ、おかげで良いもの見れました♪
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長福寺本堂。
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伯亭若の屋。
皇族や川端康成も泊まった超老舗旅館。
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酒蔵資料館。
すごい・・・これを維持するのは大変そう・・・。
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小さな町なので、簡単に回りきれるだろうと思っていましたが、意外にもけっこうな広さがあります。
南北2筋×東西5筋で構成されていて、どの通りも見応えあります。
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JUN的に一番のお気に入りは、この辺り。
草野本家の近くです。
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通りが唐突にクランクを形成しています。
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枡形と呼ばれる造りで、外敵を待ち伏せするために作られたという話ですよ。
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肝心の草野本家は修理中でした。
('A`)
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まあ、それを除いてもここは訪れる価値のある街です。
世界遺産を除けば、これまでで一番風情のある街だと思いましたね。
早朝の来訪で、開いているお店が一つもなかったのが心残りではあります。
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水路際の建物も穴場で、意外と面白いものが多かったです。
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特にここ、マジでやばそう(褒め言葉)。
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ああ、そうそう、今日は人と会う約束をしているのでした!
豆田を後にします。

つづく。

20:12 | vehicle:GS125E | comments(0) | trackbacks(0)
めざせ遥かな地平II:その18 九州上陸

続き。

雨の中、九州に渡るため南下していくと、どかからかシャリシャリと異音が・・・。
真っ先に思い浮かんだのが、チェーンとセンタースタンドの干渉です。
確かに出発から1000kmを超えていますが、いくらなんでもセンタースタンドに干渉するほど伸びているとは考え難いです。
しかし実際、それらしい音がしているのですから、これはチェックしなければならないでしょう。

またしてもゆめタウン内、ジュンテンドー。
今回の旅ではお世話になりまくりです(笑)。
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やはりチェーンがスタンドに干渉していました!
チェーンがスタンドを削った痕が見られます。
しかし何故にこんな早くに!?
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センタースタンドを右側から見て納得しました。
エスパーダは極度のケツ上げ+社外マフラーのため、純正マフラーに付いているセンタースタンドストッパーが使えません。
その対処としてセンタースタンドに自作ストッパーを取り付けていたのですが、それが見事になくなっています。
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ステップの時もそうでしたが、何故このタイミングで不具合が出まくるんでしょうか・・・。
このストッパーに至っては、エスパーダ製作開始直後、つまり一番最初に手をつけた箇所です。
ゆうに3年半は経っていて、これまでに何の不具合もなかったんです。
それ故にノーマークではあったのですが、それにしたって何もこのタイミングでなくても、ねえ・・・。

仕方ないので、ホームセンターで使えそうなものを探します。
もっとも危惧したのはセンタースタンドに開けた穴間の寸法です。
自宅であれば、この寸法に合わせて部品に穴を開ければ良いわけで、トラブルのうちにも入らないような内容です。
しかし、ドリルのないこの環境、この穴間、穴径にぴったりの金具が都合よくあるんでしょうか?

なんと、ありました!!(笑)
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神社や教会を巡りまくったおかげでしょうか?
ぴったりのステーが見つかり、早速補修作業に入ります。

不恰好ですが、完璧!!
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再びエスパーダを南へと走らせます。

九州に陸伝いで渡るにはいくつか方法があると思いますが、原二はこの関門トンネルです。

有料ですが原二なら20円!!(笑)
ちなみに原一は走れません。


これを抜けたら九州かと思うと、どきどきが止まりません!


抜けたー!!
けっこう短いのね。
このまま青の洞門を目指します。


しかし喜びも束の間、今度は唐突にスマホがバッテリー切れを起こしました。
エスパーダはバッテリーから直接USB電源を取り出しているので、原因がまったく分かりません!
USB電源本体か、まさかアイフォンの故障なのか・・・?
とりあえず路肩にエスパーダを停め、原因究明にかかります。

GoProバッテリー充電用に、リアボックスにも充電器を搭載してるのを思い出し、試しにそちらに接続してみました。
ちゃんと充電していきますね・・・。
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この段階でスマホが動くようになったので、翌日お会いする予定の方に、状況を伝えるべくメールを送りました。
こうなるとUSB電源本体の故障かバッテリーとの接続不良か、てとこです。
バッテリー端子の異常はみられないので、この雨で本体が壊れたのでしょうか?
結局タンクも外し、その下に這わせている配線もくまなくチェックしましたが、異常らしい異常は見つかりません。

それにしても九州に上陸してからと言うもの、トラブル続きで随分時間を消耗してしまいました。
これ以上無駄な時間を割くことは、避けなければなりません。
青の洞門は諦め、スマホをリアボックスに入れて充電しながら、今日の宿を目指すことにしました。

すると・・・
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南海部品ー!!
まさかコース中に出くわすとは!
おお、神様、ありがとうございます!!

ここでUSB電源を購入しました。
取り付けは宿に着いてからで問題ないでしょう。
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途中から山をいくつか越えて日田方面。
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この頃になると、雨も上がっておりました。
そして何故か唐突に復活するUSB電源!!
うーん、これはアレかな?
本体の故障ではなく、バッテリー端子付近に雨水が侵入して動かなくなったパターンかな?
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南海部品で買ったUSB電源は無駄になりましたが、なんとか無事に宿に辿り着くことが出来ました。
ルートイン日田駅前店です。
ここはよくあるルートインと違って、広々としていて快適でした!
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ユニットバスも他と比べると、かなりゆったりした作り。
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今日の経路概略。
走行距離231km。
累計1270km。



九州第1日目は散々でしたが、この先どうなることでしょうか。
雨と故障でとても疲れてすぐにでも眠りたかったのですが、その前に予定を修正し明日に備えます。
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おやすみなさい。

つづく。

20:42 | vehicle:GS125E | comments(2) | trackbacks(0)
めざせ遥かな地平II:その17 山口編2【角島】

続き。

レッドSUNもオレンジ瓦だし、ってことで運営されているレッドさんにオレンジ色の瓦について訊いてみました。
オレンジの瓦は石州瓦と言い、島根の特産品なのだそうです。
雪や凍結に強いので、山陰地方で多く使われているということです。
オレンジ色なのは含鉄土石を釉薬として使うため、その色が出るんですねー。

そしてガードレールがオレンジなのは、それとは全く関係なく、山口県の特産品「夏みかん」に合わせて塗られているだけのようです(笑)。

勉強になりました!

ところでこの日は、雨。
旅に出てから初めての本格的な雨と言うことで、重い腰を上げて雨具を装備することにします。
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こっちはにわか雨でも活躍したジプロック。
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ラフ&ロードのブーツカバー。
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この時は知る由もなかったのですが、ここで書かせて頂きましょう。
このブーツカバー、その名の通り靴の上から履くタイプのレインウエアです。
たしかに防水性はあります。
トラックが撥ねた水を被ったり、水溜りにざぶんと突っ込まない限りは濡れません。
しかし、しかしですよ?
ぼくの付け方が悪いのか、左側(左足)がステップに引っかかりやすく、停止時に立ちゴケしそうになったことが何度かありました。
これはけっこう恐怖だし、実際危険です。
この点さえ除けばなかなか良いアイテムだとは思うのですが・・・要加工ってところでしょうか?

同じくラフ&ロードのレイングローブ。


こちらも従来のグローブの上から付けるタイプです。
が、これは本当に問題外でした。
普通に滲みてきます。
薄い生地で出来てはいますが、当然操作性は悪くなります。
ですからこれを買うくらいなら、濡れても良い適当なグローブを雨の日用と割り切って使い、普段使うものと使い分けるのが良いでしょう。
ラフ&ロードって、もっと実用性に長けたものを作ってると思ってましたが、全然ダメでしたね。

さて。
レッドさんに別れを告げ、雨の中まずは最寄のスタンドへ。
すると・・・

「ひょっとしてJUNさん!?」

給油中のぼくの後ろから突然声が聞こえてきたのです。
驚いて振り返ると・・・
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なんとGN倶楽部九州メンバーの古参の一人、rs1300さんがいらっしゃいました!
まさか偶然、こんなところでお会い出来るとは思いませんでした。
びっくり!
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それはもう色々お話したいことはありましたが、彼は通勤途中っぽいし、雨の中だし、で簡単に挨拶をしてお別れしました。
こんなことあるんですねえ・・・。

エスパーダを真北に走らせます。
海岸に近づくと、雨が横殴りに降りかかってきて、しかも視界も悪く、全然楽しくありません。
ついでに言うと、カメラも濡れるので写真を撮る機会もぐっと減ってしまいます。
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そんな中でもこれは!と思ったところは立ち止まり、カメラに収めてまいりました。
棚田がとてもきれい。
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そんな思いをして辿り着いた、元乃隅稲成神社!
うおーっ!
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いったい誰がこんなところに鳥居を並べようと思ったのでしょうか?
先日伺ったばかりの太鼓谷稲成に続く、もう一つの「稲成」神社です。
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聞けば、太鼓谷稲成から派生した神社のようで、なるほど、この無数の鳥居が並ぶ様はまさにそれに倣っていると言えます。
最先端の鳥居には賽銭箱が設置されており、そこに賽銭が入れば願い事が叶うと言われています。
しかし、この悪天候、無駄に濡れるのも滑りやすい場所を歩くのも避けたかったので、次の目的地を目指すことにしました。

今度は西へ海岸線を走り、ライダーなら誰もが目指すであろうその場所へ。
来ました!角島大橋です!
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ここから見てもその凄さは伝わり難いですね。
でも、あまりにも皆さんが写真をUPされるので、ぼくは知っています。
この角島大橋がもっとも美しく見える場所を。

ずばり、ここでしょう!
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最高ですね、これ。
ここから見える全てが計算し尽くされた絵画のように、角島大橋のスケールを際立たせています。
暫くぼーっと放心しつつ、晴れだったらもっと良かったに違いないのに、と毒づいてここを後にしました。
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ここからは南下します。
レッドさんからは「普通の道の駅だよ?」と言われていましたが、ついでにと寄ってみた「道の駅 北浦街道 豊北」。
下関の海岸に位置するこの道の駅は、いざ着いてみるととても活気がありました。
ゆるキャラ「ほっくん」をかなり推しています(笑)。
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さすがに海産物が豊富です!
市場か?と思えるほど広く、そして色々なものがあります。
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今度こそ期待出来るかもしれない!と海鮮丼を注文。
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少し前に食べた海鮮丼とほんの200円ほど高いだけでしたが、この違い!
見ただけでもネタが新鮮なのが分かります。
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そして実際、めっちゃ美味しかったです!
その日捕れたものだけを出しているようで、この近辺で捕れなかったものについては、正直に○○産とホワイトボードに書くほど徹底されています。

ここ、良いですよ!

さて、お腹いっぱいになったことだし、雨だけが興醒めですが次の目的地を目指しましょう。

行くぜ関門トンネル!!


つづく。

21:05 | vehicle:GS125E | comments(4) | trackbacks(0)
めざせ遥かな地平II:その16 山口編1【秋吉台】

続き。

国道9号を使ってひたすら南西へ。
山口県に突入し、道の駅 長門峡に出ました。
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たまたま立ち寄っただけですが、ここも紅葉の名勝のようです。
このでっかい岩が目印。
長門峡そのものはもっと奥にあるのですが、そこまでは行ってられません。
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さらに南西へ!
あれ?ガードレールがオレンジ?
瓦だけじゃなくて?
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道の駅 みとう。
外観からしてなかなかに個性的な道の駅。
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いや、これどう見ても駅長が趣味でやってるとこでしょ?
一風変わった道の駅をお探しの方には、オススメです(笑)。
それとステッカー買いました。
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ここからナビローに従って秋吉台を目指します!
・・・が。
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行けども行けども・・・なんか違うんじゃない?
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牛さん。
って、癒されてる場合じゃないし!
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えーっと・・・確かに石灰岩は時折見られるし、カルスト台地ではあるんだろうけど、絶対違うでしょ、これ!
つか気づいたら、思いっきりダートになってるし!
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と言うわけでナビローからGoogle mapに切り替え、再検索。
いったい何処へ連れていこうとしてたんだ、ナビロー・・・。

気を取り直して行きましょう!
ああ、これですよ、これ。
期待出来そうな風景になって参りました。
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どーん!!

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すんげー!!
思ったより全然すごいよ、秋吉台!!
この広大な丘陵地帯に散りばめられた石灰岩群、そして果てしなく続く道。
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すいません、舐めてました。
これは圧巻です!!
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こんなところが本当に現代日本にあるんですねえ・・・。

予想外に素晴らしいものを見れた余韻に痺れなら、今日の宿へ向かいました。
これで無事宿に辿り着ければ、1日カットした分を完全に取り返したこととなり、この後は予定通りに進めば良い計算です。

やったぜ!

それにしても相変わらずガードレールはオレンジなんですね。
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ライダーハウスレッドSUN!
ここの瓦もオレンジ。
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実はGN倶楽部員の方が運営されているので、倶楽部員だとごにょごにょ・・・らしいですよ!(笑)
初めてお会いするレッドさんに挨拶して、中に入れて頂きました。
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中は広々〜。
今日のお客はぼくだけなので、貸切状態でございます♪
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ん?
なんか視線を感じると思ったら・・・

お前かー!!wwwwwwwww
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今日の経路概略。
走行距離215km。
累計1039km。



つづく。

18:24 | vehicle:GS125E | comments(10) | trackbacks(0)
めざせ遥かな地平II:その15 島根編5【津和野3】

続き。

塀の長〜い建物は他にも見られます。
家老大岡氏武家門
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また、古い神社がいくつか見られるのですが・・・
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やはり津和野に来たからには、ここは避けられないでしょう。

太皷谷稲成神社(たいこだにいなりじんじゃ)
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五大稲荷のひとつされ、また全国で2つしかない「稲成」神社のひとつであります。
「成」なのは、当時の藩主の「願いごとの成就」という意味が込められていると聞きます。

拝殿まで続くすごい数の鳥居・・・
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まだ続く・・・
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やっとの思いで辿り着きました。
めっちゃ派手です。
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個人的にこの煌びやかさはあまり好きではないのですが、まあ、見応えはありますね。
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それと実はこんなに大変な思いをしなくても、ここに駐車場があり、クルマで来ることが出来ます。
ただやはり津和野へ来た以上は、是非この無数の鳥居をくぐってみてほしいと思う次第であります。

この神社からの眺めがまた良いのですよ。
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さて、そろそろ津和野ともお別れし、エスパーダを西に走らせます。
と、その前に、今回のエスパーダのインプレを北海道の時と比較して、ここに記述しておきたいと思います。

北海道の時に顕著となったハンドルのブレ、コーナリング時のふらつき、これらは殆ど感じさせない状態です。
今回このロングツーリングを計画するにあたり、まずそこが解消されていることが第一条件でした。
そしてこの条件はクリアされていると、荷物を積む前から確信もしていました。


全ての原因が、ホイールの歪みからきたものであったからです。
普通に走っている状態では、それほど体感出来ないものであっても、過積載によってそれは増幅され、ブレやふらつきに繋がっていたのでしょう。
今回の旅では、前回以上に荷物を積んでいるにも関わらず、非常に安定した状態を保っています。
また、ノーマルGNが荷物を積んだ時に比べて、相当高い位置に荷物があることを含めても、この結果は十分満足のいくものであったと考えます。

ブレーキの強化も直前に間に合って正解でした。
これだけの荷物を積んだ状態での、ブレーキング時のフロントへの荷重はかなりのもので、これまでのブレーキでは役不足だったでしょう。

ただし当然ですが、パワー不足は前回と同じように感じます。
特に登坂ではそれが著しく、ハイスロ化が望ましいのでは?と思える内容でした。
体感で同じアクセル開度で5km/hは違います。
でも考えてみれば、ぼくよりも20〜30kg体重の多い方はざらにいるわけで、そういった方たちは常時こんな感じなんだろうかと、ちょっと悲しくもなり。
このクラスではライダーの体重が運動性能、速度に与える影響は計り知れないものがありますね・・・。

つづく。

20:50 | vehicle:GS125E | comments(4) | trackbacks(0)
めざせ遥かな地平II:その14 島根編4【津和野2】

続き。

うずめ飯を食べながら眺めていたのは、津和野カトリック教会です。
小京都の中になんの脈絡もなく建っている、というわけではなく過去に悲しい歴史があるわけです。

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幕末〜明治にかけて行われたキリシタン弾圧によって、この地に隠れキリシタンたちが送り込まれ、そしてたくさんの方が殉教していったと言われています。
もっとも、そんな歴史的背景を除いても、この教会は津和野に馴染んでいると思います。
ぼく個人としては、こういった光景は明治村等のテーマパークくらいでしか見たことはなかったのですが。
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中はなんと、畳!
これは珍しいですよね。
そしてステンドグラスが美しいです。
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津和野の町並に戻ってお散歩再開。
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津和野は、古くは森鴎外のヰタ・セクスアリスに始まって、様々な物語の舞台として登場しています。
さだまさしの案山子も津和野の風景を歌ったものです。
オレンジの瓦に彩られた古い町並は、クリエイター達にそれだけ魅力的に映ったに違いありません。

多胡家表門跡。
塀の長さが尋常じゃありません。
いったいどこのお殿様の家ですか・・・
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道路脇の水路には鯉が泳いでいました。
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裏路地とかも良い味出してるんですよねえ。
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そうそう、そう言えば津和野はSLが走っていることでも有名です。
この時も良いタイミングで、ぼくの前を通過していきました。
感激!
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つづく。

22:12 | vehicle:GS125E | comments(2) | trackbacks(0)
めざせ遥かな地平II:その13 島根編3【津和野1】

続き。

おはようございます。
昨晩はとても疲れていたので、ばたんきゅーでしたが今朝にはちゃんと回復、今日も早起きで元気に行ってみましょー☆

現地の気温を確かめるとやや低いですね・・・。
既に3月30日、春のはずですがこの旅を始めてからと言うものの、なかなか暖かい日に恵まれません。
名古屋はもう、ちゃんと春が訪れているんでしょうか?
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浜田市から益田市へ。
真っ暗な9号を走ってきたので、どんな景色だったのかまったく分かりませんでしたが・・・
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おー、これは良いですね。
やっぱり夜に走っちゃうと危険だし、景色も楽しめないしで、良いこと全然ないんですよねー。
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海沿いから次第に内陸部へ。
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道の駅 シルクウェイにちはら。

お。
目的地の横断幕が出てますね!
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島根のお土産を買ってなかったので、ここで3点お買い上げ。
国道ステッカーは、昨晩からお世話になってる9号でした。
普通の国道ステッカーより豪華なデザインなのが、ちょっとだけ嬉しいかな。
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さらに山中へ。
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見えてきました。
山の中の小さな盆地に、例のオレンジ瓦がひしめき合っています。

小京都「津和野町」でございます♪
この旅を計画するまで、津和野はてっきり山口県だと思い込んでいたのですが、島根県だったんですねえ。
もちろん、最西端ではありますけど。
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街まで下りてエスパーダを停めました。
散策開始!
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高い石垣の上に建った白壁の建物・・・
ここだけ見ると、岡山っぽい感じがしますよね。
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しかし、少し入れば独特の町並を拝むことが出来ます。
小京都と呼ぶには程遠いイメージの、昭和な雰囲気の辺り。
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オレンジの瓦の長屋が多い辺り。
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岡山以来、もはや定番といった感じの酒蔵も当然あり。
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しかし建物の密度がすごいですね。
この狭い範囲によくぞこれだけ建てたものだと感心します。
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意匠はこの地域の建物そのままに、新たに建てられたと思われる一際大きなお店がありました。
ってことで、今日のお昼ごはんはここに決まり!
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沙羅の木本店さん。
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実はまだ準備中だったにも関わらず、中に入れて下さいました。
あああああ・・・すいませんすいません。

津和野に来たならこれでしょ!
郷土料理うずめ飯♪
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お店の方によると、津和野で採れたささやかな山菜等を、もてなすための料理としては忍びないとご飯で「うずめ」たと言うのが発祥だそうです。
なんと奥ゆかしい料理でしょうか。
これに熱々のだし汁をかけて頂きます。
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これ最高!!
もう、一発で気に入っちゃいました。
皆さん、津和野へいらした際には是非ご賞味あれ。
がっつりいきたい人には合わないでしょうが、普段から薄口、山菜がお好きな方なら絶対お気に召すと思います。

なにげに窓際に座っちゃってますが、ちゃっかり次の目的地を眺めながらのお昼ごはんだったります。
贅沢だなあ。
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つづく。

22:16 | vehicle:GS125E | comments(0) | trackbacks(0)
めざせ遥かな地平II:その12 島根編2【出雲大社】

続き。

宍道湖を左手に、出雲大社を目指します。
ちょっと日が傾きかけてきたので、急ぎましょう。
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それはそうと、総走行距離がそろそろ40000kmに達しそうなエスパーダさんです。
メーターは違う値を示していますが、これに17000を足した値が実際の走行距離となります。
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出雲大社、到着!
日本人なら誰でも・・・なのかもしれませんが、出雲大社は来たこともないのに、とても思い入れのある神社で、今回の旅では絶対外せないと思っていたくらいです。
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入り口の鳥居は反対から見るとこんな風に、神門通りをまっすぐ見渡すことが出来ます。


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なんじゃこりゃー!!
でっかい参道!そして長い!
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ぐるぐる回って参拝殿。
正直、煌びやかさはほとんどありません。
しかし大注連縄からしてそうですが、このオーラは他にないですね。
一般的な2礼2拍手1礼ではなく、2礼4拍手1礼で大国主命さまにお願いごとをしてきました。
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実はこの更に奥に神楽殿があり、そちらの大注連縄はもっとすごい・・・はずなんです。
ええ、ここで満足してしまって、すっかりそのことを失念しておりました。
大失態。
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この奥の御本殿等へ立ち入ることは出来ません。
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ちょっとユニークだと思ったのは、いなばの白兎。
出雲大社でこういうオブジェに出会えるとは思ってもみませんでした。
かわいい(笑)。
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出雲大社すぐ近くのスタバは、こんな感じでちゃんと街に融け込んでおりました。
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活気のあるお土産屋さんが集中する一角。
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こういうとこ、大好きです!
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くぎゅう串焼きと読んだ人、正直に挙手!
くぎゅううううううう

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神話に因むオリジナルキャラクターグッズを売っていたお店。
なんとなく白兎のステッカーを購入。
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そうそう、出雲に来たからにはこれを食べなければ。
釜揚げ蕎麦!
ちなみに、出雲蕎麦にはこの釜揚げそば以外に割子蕎麦があります。
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信州の蕎麦より好みかも。

出雲を出た後は国道9号で、ひたすら海岸沿いに走ります。
やばい、そろそろ日が沈むー!
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自動車専用道路ではありませんが、皆さんかなり飛ばしてます。
原二では怖いですね・・・。
身体がぐったりしてきたので、道の駅 ロード銀山で休憩するも、既に営業時間外。
缶コーヒーで疲れを紛らします。
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日は沈み、交通量はそこそこあるのに街灯が殆どなし、という9号はかなり体力を奪いました。
しかも身体は冷え切って、集中力も怪しいです。
本来なら夜間の走行は避けたかったところですが、この日のうちに計画どおりの日程に追いつきたかったので、ちょいと無理をしましょう。

国道沿いにあった舞乃市。
こんな時間でもやっていることに感謝!
お隣の大黒食堂で晩ご飯でも食べながら、体力回復まで待ちます。
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この海に近い条件なら、と期待して海鮮丼を頼んだのですが・・・うーん・・・とっても普通です。
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あとついでにエスパーダも晩ご飯に。
この旅でも燃費はコンスタンスに33〜35km/L程度。
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浜田市に入りました。
街の灯りにほっと安堵のひと息。
出来れば、もうひとつ先の街、益田市まで行きたかったところですが、これ以上無理して事故でも起こしたら元も子もありません。
今夜はここで泊まりましょう。
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ネカフェ、自遊空間。
北海道ツーリングの時に入会してメンバーズカード持ってたな、そういや。
そんなわけでここに決まり。
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今日の経路概略。
走行距離302km。
累計824km。


疲れた!!

つづく。

20:57 | vehicle:GS125E | comments(0) | trackbacks(0)
めざせ遥かな地平II:その11 島根編1【松江城】

続き。

出雲街道で北上、山を越えて日本海を目指します。

さすがにこの辺りまで来ると、山が険しい!
風景からしてこれまでとは一変して寒々しいものになり、路上には雪!
気温は0〜5℃付近。
路面凍結の可能性も十分にある状況だったので、慎重にエスパーダを進めました。
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メルヘンの里 新庄が定休日でお昼にありつけなかったので、途中で見つけたルートサイド竹の子村に入りました。
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JUN様、この旅ではわりとがっつり食べてます!
普通のラーメンと唐揚げで特別美味しかったというわけでもないですが、この何もなく寒い峠道ではありがたみが身に染みました。
あと、お手伝いしてるおばあちゃんが可愛かったです(笑)。
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それから、どうもスマホのタッチパネルの調子が悪く、亀裂の入りまくったパネルカバー(アクリル)が原因なのかなあ?と思いキャストオフしたら、正常に戻りました。
良かった。
帰ったら新しいの買わなきゃ。
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ようやく峠を越えて一安心。
昔の人にとっては相当な難所だったでしょう。
出雲街道は参勤交代にも使われていたようで、新庄宿はあるべくしてあったに違いありません。
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遠くにひときわ大きく、雪を被った山が見えてきました。
大山(だいせん)です。
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道の駅 奥大山に立ち寄ってみました。
なんか、こんなところにも萌えキャラいます。
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萌えキャラえびちゃんグッズ。
他で入手することも出来ないだろうし、と記念にキーホルダー1個購入。
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もちろん、キティちゃんもなー(笑)。
って、あれ?
鳥取?
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知らず知らずのうちに鳥取まで来ていたようです。
そうか、この辺鳥取なんだ?
ここで初めて、ついに山陰側まで来たんだと実感。
岡山は案外縦に長かったなあ・・・。

安来市内の風景。
ここでも、と言うか新庄宿以来、ずっとオレンジ瓦の家屋が続いています。
そっか、あれは新庄宿特有のものでなく、この辺りの一般的な瓦、もしくは風習なのかもね。
それにしても見慣れていない地域の人間にとっては、とても不思議な光景です。
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やがて道は松江市に!
もちろん向かうは松江城、とても風情のある通りに出ました。
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その松江城の人柱伝説等、数々の怪談を執筆した小泉八雲のお屋敷がありました。
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松江城へはいくつか入り口があるようですが、ぼくはたまたまこちらの門から入っています。
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こっちは別の入り口。
それにしても石垣からして凄い。
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城跡内にある松江神社。
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それと興雲閣。
明治天皇の御宿所として建てられた洋館です。
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そしてそして国宝、松江城天守!!
これは見応えありますねー!
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江戸時代初期のお城が現存するってだけでも、鳥肌ものですが、まさに威風堂々、その迫力に感動を覚えます。
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さて、今日の目的地は残すところあと1箇所。
行くぜ出雲大社ー!
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つづく。

13:04 | vehicle:GS125E | comments(2) | trackbacks(0)
めざせ遥かな地平II:その10 岡山編6【勝山〜新庄宿】

続き。

勝山町並み保存地区を散策します。
酒蔵を中心に、様々な古民家が軒並み揃えています。
倉敷のような統一感、スケールはないけど、これはこれで良いものです。
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扱っている品物もすごいですね。
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そう言えば、寅さん最後の映画のロケにも使われたようです。
その割にはそれほど観光客で賑わっているわけでもなく、静かでしたね。
もちろん、ぼくにとってはその方が好都合ではあるのですが、この先この町並が維持されていくのか不安にかられます。
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ちょっと上の通りに移動してみます。
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やっぱり思ったよりよく整備されてるなあ。
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メインストリートから外れると、より生活臭の漂う古民家の通りに出ます。
実はこっちのがぼく好み(笑)。
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武家屋敷もこんなところにありました。
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かなり狭い道にも関わらず、石畳。
もっとお客さん来ても良い気がするけど、交通の便がかなり悪いからでしょうか?
もったいない気がしますよ。
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勝山を出て、例の出雲街道をそのまま直進。
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峠を1つ越えると、新庄川沿いに出ます。
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そして目の前に飛び込んできた不思議な光景。
オレンジの瓦の家屋が1箇所に集中しています。
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目的地でも何でもありませんでしたが気になったので、新庄川を挟んだ対岸の道の駅 メルヘンの里 新庄にエスパーダを停めました。
あ、ちなみにこの道の駅、定休日ね(この展開もう飽きたよ)。
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さてさて。
この集落、いったい何なのでしょうか?
何故に全ての屋根がオレンジ色?
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近づいてみると、ちゃんと案内が出ていました。
出雲街道 新庄宿!
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勝山からそれほど距離があるわけではないですが、山の反対側にあるせいでしょうか?
ここまで見てきた宿場町とは、明らかに異なる印象を受けます。
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この街道の脇に植えられたたくさんの桜、これは「がいせん桜」と呼ばれ、かつて日露戦争に勝利した時、記念に植えられたものなのだそうです。
然るべき時期にはとても美しい光景となるそうですが、ほんの数週間の違いでご覧の様子です・・・。
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今行けばこんな感じかな?(公式HPより抜粋)


倉敷の建築様式と似ている部分もありますが、どの家も門口が広く取られ、また背が低く造られています。
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それに何と言ってもこのオレンジの瓦が気になるー!!
なんでみんな同じ色なの?
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結局その答えはここでは出ず、先を急ぐこととしました。

つづく。

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