続き。
この手のマフラーの消音、トルク回復には単純にバッフルを入れてやれば良いです。
問題はどこに入れるか。
最初に誰もが思いつくのはサイレンサー出口でしょうね。
しかしこの位置では十分な消音、トルク回復はあまり望めません。
そもそもテーパーエンド部には簡単に取り付けられそうもないので、すぐに諦め、次に考えられるエキパイ出口で検討していくことにしました。
購入したのは以下2点。
■デイトナ インナーサイレンサー(40.5*200L)
■キジマ グラス・ウール
まずインナーサイレンサー(以下バッフル)は十分な消音を期待するため、長め(200mm)を選んでいます。
ただこの長さだと正位置、つまりエキパイに対しIN側を差し込むと、エキパイの曲がり部分に引っかかって挿入しきれないので、逆位置にて固定することにしました。
つまり、サイレンサー方向にバッフルを挿入する形になります。
こういった使い方に関して不安はあったので、某2りんかんの整備士の方に問題ないかどうか確認して頂きました。
次にこのバッフルの固定部分の外径が問題になります。
エキパイの内径を計測したところ、42mm。
バッフルのサイズは色々あったものの、ぴったりのものはなく、一番近いものでこの40.5mmでした。
そこで1.0mm厚のアルミ板を切り出し、手曲げしてカラーを製作します。
これをかまして、バッフル本体をエキパイに挿入。
計算上、0.5mmの差異があるはずですが、実際に取り付けてみるとけっこうガチガチで、これだけでもわりとしっかり固定されていそうな感じです。
更なる消音効果を期待して、バッフル本体にグラスウールを巻きます。
この上からサイレンサーを差込み、バッフル固定箇所の真上をピンポイントにして、マフラーバンドでしっかり固定します。
これで0.5mmの隙間はチャラでしょう。
たぶん。
サイレンサー固定。
タンデムステップ固定箇所の外側で取り付けることで、スイングアームとの干渉を回避しています。
取り付け完了です!
エンジン始動!
ようやくまともな音になりました!
これで恥ずかしい思いはせずに済みます。
また、少ししか走行していませんが、低開度領域でのレスポンスもノーマルに近いものに戻っており、走行の面でも特に問題なさそうに思えます。
全体。
美しい!!
今後もう暫く走ってみないと分かりませんが、ノーマルよりやや抜けが良いくらいのフィーリングです。
今まででも下がスカスカなエスパーダが、それ以上にブリッピング必須な特性になってしまっていますが、そこはまあ、今更なので良しとします。
あとは急勾配の上りがどうなっているか・・・それと高開度領域での特性が気になりますかね。
もし問題点や特筆すべきことがあれば、追って報告していきたいと思います。
ある日突然ノーマルに戻っていたらそう言うことだと思って下さい(笑)。