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国産ノコギリクワガタ:その3
今回はメスの方、産卵セットを組んでいきます。
本来、この前にペアリングという実に面倒な段階があるわけですが、今回は野外採集品なのでそのままセットに投入となります。
※ブリード品では必ずペアリングが必要です。

まず準備段階として産卵木を用意しておかなければなりません。
この産卵木はクヌギもしくはコナラの朽木で、主にキノコ栽培に使われた後のホダ木が使われます。
飼育種ごとに向いている産卵木があると言われていますが、基本的には柔らかいものを選べば良いと思います。
「柔らかい」「硬い」の判断が最初のうちは分からないかもしれませんが、目安として産卵木の断面に爪を立ててみて、跡がくっきり付くようなものが「柔らかい」産卵木です。
慣れればだいたいの感覚で分かるようになります。

それら産卵木を水に沈めて、数時間漬けておきます。
そこから取り出してさらに数時間、表面の水気を飛ばします。
そこまで終わったのがこちら。


今回は多治見産ノコギリ、名古屋産ノコギリそれぞれ1セットずつ、それに名古屋産コクワ2セットの計4セット組みます。
径の大きな産卵木をノコギリに、小さな木をコクワに使うことにしました。
水気を飛ばした産卵木の皮をマイナスドライバー等で剥き、剥いた表面についているオレンジ色の部分をざっと削りとっておきます。
これをやるかはその人の好み次第だとは思いますが、ぼくは産卵跡が目視しやすいので削りとる方法を取っています。


シイタケ菌のコマ打ち箇所もえぐり取っておきます。
これも自由ですが、メスが木を齧るきっかけになるのでは?とこのようにしています。
ちなみにパプアキンイロクワガタ(パプキン)なんかはこのコマ打ち跡にメスをそのまま放り込んでやるだけで、産卵行動に移ったりします(笑)。


産卵木はこれで完了です。
ここまではノコ、コクワ、どちらも同じです。


まずはノコギリクワガタのセッティングをしていきましょう。

ノコギリクワガタの産卵セットで一番大事なのはマットです。
クワガタ幼虫用として売られている二次発酵マットを使えば良いのですが、カブトムシの幼虫に使うような黒いマットは向いていません。
ぼくはホームセンターで売っているマットは使ったことがないので何とも言えませんが、産卵に関して特に重要な部分なので、専門店で売っているものを買った方が確実だと思います。
目安としては写真のような黒すぎず、白すぎず、褐色の色をした二次発酵マットが良いです。

次にこれに加水します。
ぎゅっと握って形が崩れないような状態が理想的な水分量で、水が滴るようでは多すぎ、すぐ形が崩れるようでは少なすぎです。
徐々に加水し、もし多すぎたようならマットを追加して水分量を調整しましょう。


このマットをケースの底3センチくらいまで、すり鉢の棒や拳を使って固めていきます。
これ、マジでガチガチになるまで固めます!
どれくらいかと言うと、ケースを逆さにしてもマットが落ちてこないくらいに、です。
ここはかなり重要な箇所なのでしっかりやっておきます。
特に四隅がないがしろになりがちなので、要注意です。


その上からケース半分くらいまでやや固めにマットを追加。


その上から産卵木を置き、ふんわりとマットで埋めてしまいます。
産卵木の表面がやや出ているくらいで構いません。


その上から最初に剥いた皮を転倒防止に敷き詰めてしまいます。


あとは四隅にゼリーを置き、メスをぶち込んで完成です♪
四隅に置くのは一度にゼリーを食べられてしまわないようにするためです。


次にコクワのセットです。
基本的にはノコと同じですが、2段階目のマット投入前に産卵木を入れてしまいます。
この状態で2段階目のマットを投入し、産卵木の1/3〜1/2まで埋めます。
これは産卵木の固定目的のマットなので、特に神経質になる必要はありません。
産卵木がぐらぐらと動きさえしなければ良いのです。


これにゼリーとメスを放り込んで完成です。
ケースも産卵木がぎりぎり収まるくらいの小さなものを選んだので、特に転倒防止材も必要ないでしょう。


実はノコギリは主にマット中に産卵するのに対し、コクワは産卵木に産みます。
なので、マットも絶対に二次発酵マットを使わなければならない、ということはないのですが、以前そういった種類のクワガタをセットした時に、産卵木に産みつけられ成長した幼虫がマットにこぼれている、ということがよくありました。
そこでぼくはこういった幼虫が生きていけるよう、幼虫の餌にもなるマットを使っているわけです。

さて、あとはクワガタの種類と産地、セットした日付をラベルに書いて貼り、温度変化の少ないところで放置しておきます。
セットして数日は様子見しますが、大丈夫なようならこのまま1週間放置です。
なるべく刺激を与えない方が産んでくれますから。


結果はまたこちらで。

産んでいれば(笑)続く。
12:33 | stagbeetles | comments(2) | trackbacks(0)
COMMENTS
ほだ木って、そんな使い方が有るんですね!
椎茸、ヒラタケ、ナメコ。好み有るのかな?

涼しくなって、囲炉裏に火を入れてますw
オヤジィズ(僕の師匠達)が鮎を肴に飲み会が続いてますw
2014/08/09 1:43 AM by パタリロ
@パタリロさま

そそ、シイタケ農家が兼業で産卵木やマットの販売されてることが多いです。
使われるのはシイタケ、ヒラタケ、オオヒラタケ、カワラですね。
なかなかにエコな趣味だと思いますw

ええっ!?
もう囲炉裏!?
それに鮎とか羨ましすぎー!!
2014/08/09 3:47 PM by JUN
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