現在エスパーダのスプロケット設定はフロント:14T×リア:45Tでショート設定。
この方が高回転型エンジンであるF406の長所を活かせると思ったからです。
ノーマル時の回転数と速度を図示すると以下のようになります。
※速度はGPS
まったく使えない6000回転以下は切捨て、ピークパワーの得られる10000回転に加えて実感としてパワーの持続を感じる11500回転までを算出しました。
また、これは何の根拠もない直感に基づく持論なのではありますが、GN系エンジンのボアアップ抜きでのチューニングの場合、平地での最高速度は115が限界だと考えています。
根拠なしと書きましたが、ぼくとシュガーさんがトライしてみて、なんの申し合わせもなかったにも関わらず、上記の条件でマークしたトップスピードが115だったのです。
しかも双方共に、このテストに使用したエンジンはF406であり、スプロケット設定が14×45でした。
やや話が逸れたので表の説明に戻ります。
今回説明したいのは最高速度ではなく、各ギアの使用頻度です。
表では、もっとも使用しやすい40〜90の速度を青で塗り潰しました。
ここから見えるのは、3速の使用頻度がもっとも高く、そして巡航では4速を使用し、5速の出番があまりないと言うことです。
これは表にするまでもなく、F406に乗ったことのある方なら全員が感じることだと思います。
そこで、5速を使えるようにすべく、また各ギアの使用頻度を万遍なくすべく、ショート設定ということになるのです。
さて、そんな理由でエスパーダは14×45なのですが、改めてこの表を作成して、まだ「のびしろ」・・・と言うか改善の必要があるように感じていました。
選択肢としては2つです。
1)リアを48Tにする
2)フロントを13Tにする
ぼくは自由度の高い(2)を選ぶことにしました。
今後の細かい調整をリアで行うことが出来るからです。
例えばリア48T以上のスプロケを得ることは相当に困難だと思いますが、フロントを13Tにさえしてしまえば、更にリア48Tとすることも出来ますし、ハイギアードな設定は様々なフロントスプロケがありますから、それこそお手の物です。
机上の計算ではこのようになるはずです。
各ギアのバラつきが随分少なくなったのが、お判りでしょうか?
そうと決まれば早速発注です!
■XAM フロントスプロケット
ちなみにこれ、発注は昨年末で、3月になってようやく届きました(笑)。
ま、需要は相当低いと思いますので仕方ないですね。
作ってくれるってだけでも有難いです。
純正フロントスプロケットを外します。
回り止めをマイナスドライバーで叩いて平らにします。
スプロケをレンチで取り外し。
初めて外す場合は、鬼締めされますのでレンチに鉄パイプ等を差し込んで、てこの原理でやっつけるのがオススメです。
チェーンを緩めてホイールをやや前に出しておきます。
そういや本当は、この作業をチェーンと同時にやるつもりだったんですが、スプロケの到着がかなり遅くなったので、このタイミングとなりました。
スプロケット比較。
左:ノーマル14T
右:XAM13T
問題なくはまりました。
リア周りを調整して完了。
さーて・・・どんなもんでしょうかね。
GNの2Fなんかと比べると3段階くらいローギアードの設定で、街中での走行は相当に厳しい内容となっているはずです。
気になるインプレはまたそのうち。